9/20日銀金融政策決定会合 記者会見で円安へ

 9/20記者会見で植田総裁がすぐに金利を上げない発言で一気に円安へ向かった。本来予想では金利を上げないだったので円高に向かうはずだった。つまり先日のFOMCで金利を急いで下げない発言と絡んで、材料出尽くしでひとまず円安へ。でも今後はいつかは日本は金利を上げるので金利差が縮小でこれから円高になるはず。だから前回の金融政策決定会合で金利を上げていくという発言で金利はまだ大きく開いているのに円高になった。

しかし実際は今回の記者会見で円安に向かった。これはなぜか?キーワードは、「先行き不透明さ」と「脳筋トレーダー」だということ

チャートは、青矢印のところで15:30の記者会見から一気に円安へ向かった。そして、その後21日土曜日まで円安のまま進行中。



前回のFOMCもそうだし日銀もそうだけど、どちらも金利を上げて金利を下げるという金利差が縮む政策を取るということだった。しかも日銀はどんどん金利を上げると以前は発言した。これが昨年以前今までと180度くらい方針転換が海外のトレーダーに衝撃を与えてしまった。国内のアナリスト、エコノミスト、素人トレーダーたちは金利は急いであげないとわかってたが。またFOMCについてもどれくらい金利を下げるのか何回下げるのか?トランプさんに忖度するのかなど不透明さが増していてすべてのトレーダーに不安がました。これに脳筋トレーダーが加わりちょっとした噂で上に下に動いて落ち着きがないチャートになった。

しかも日銀は利上げしないはずだったので大きな円キャリーで一気に円高に向かいこれが雪崩のようにロングポジションを解消させる売りに転じてしまい160円から140円の動きにつながった。金利差があるから円安という論理で行けばすぐに円高になるはずはなかった。でも裏で大きなトレードが行われていた。このことを知るのは140円台になってからだから理由なんてどうでも良い。この動きは、リーマンショック前の不動産バブルと似ている。不動産市場は堅調と信じ込んだ人たちが借金をしてまで不動産を買った。それが弾けて一気に縮んだ。

結論を言うと、割れないと言われた固いものが割れてしまい信じていたものが壊れた。これによって精神的な不安感が増し、市場の不透明さが増したことで今までとは逆の動きが大きく動いて論理感などなくなって恐怖感が襲ってきた。そのため通常と異なる大きな動きが発生して止まらなかった。こんな時は何も考えずポジションを解消して動きが収まるまで待つことが必要。

ただしお金が十分に有れば自分を信じて保証金と相談しながらポジションを持ってもいいがスワップを支払う時は支払い額をきちんと把握して損切りすることが大事だとあえて言おう。時には市場が優先である。意固地にならず素直になること。


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